ドラッグストアで消毒薬や除菌アルコール類がのきなみ売り切れなので
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム系製品を購入することにしました。
いわゆるプールの消毒薬系です。（そして水溶液は「次亜塩素酸水」です。）
昔はプールといえば次亜塩素酸カルシウム（さらし粉）タブレットでしたが、いまは塩素系の匂いの少ないこちらも多く使われているようです。
ハイターなどを薄めたものよりは安全の「はず」です。（そして同系列の「みるとん」よりも。。）
プールや洗浄業務用のものは多量すぎて高いので、これを主成分にした一般製品を探すことにしました。また、「すぐ使える」ウィルス除菌用途のものは軒並み品薄か値段が高いので、粉末か固形の安いものを探しました。（次亜塩素水は遮光しても使用期限があるので、固形か粉末の薬品状態のほうがずっと保存がききます。）
「除菌タブレットハイター」が主成分がジクロロイソシアヌル酸ナトリウムでした。
なお、普通のハイターは手洗い消毒には不向きな次亜塩素酸ナトリウム（アルカリ度が高すぎる）です。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの水溶液は弱酸性（のはず）です。
消毒用と掃除用にも使いたいので、この除菌タブレットハイターを購入しようと思います。120タブレット入りです。作成した「次亜塩素酸水」はしばらくは作り置きで使えると思います。（同じくらいの大きさの「次亜塩素酸水」用製品が「２タブレット」入りで1000円くらいのものもありました。それよりは５０倍くらいお買い得かと思います。）なお、本来手洗い用途の製品ではなく用途外使用なので自己責任にて。製品の免責事項、注意書きはともかく、80ppm未満であれば濃度的に問題なく手洗い・消毒可能です。
ネットでは1200円くらいからありますが、送料がそれなりにかかるので、近くのホームセンターを探して、なければクリックしようと思います。（一般用のパッケージですが、「業務用」の記載があるので、品ぞろえ的にホームセンターにあるか微妙です。今日はネット、クリックを我慢します。電気分解で食塩水から次亜塩素酸水を生成する機器も気になりましたが、壊しそうな感じがしたので、安直に薬品にしておきます。）
また、イソプロピルアルコール（IPA)もなくなってきたので注文しました。（こちらは純度99%の工業用なので、ネットで注文しました。藤倉応用化工株式会社からの入手がしやすいです。小口の個人でも気軽にネット通販できます。電子機器の端子洗浄などに重宝しています。有害物質なので取り扱い注意です。濃度が高くないIPAは医療用、消毒液などに使われますが、「工業用」は薄めても人体使用はあまりおすすめしません。消毒ならエタノールの方がよいです。でも売り切れです。）
ebayで注文した電子部品の中古商品はまだ届いていません。アメリカ、その他ウィルス流行国から順次届く予定なので、念をいれようと思います。モノについた残留ウィルスはかなり残るようなので。。。
(追加）
近くには売ってないか売り切れのようなので、ネット注文しました。探したら1000円以下のところがありました。アルコール難民の方々が次に探すのが（わたくしのように）これ系の商品だと思うので、必要な方はお早目にどうぞ。たぶん来月には品薄になり、高騰している予感がします（といっても２～３倍でしょうが）。タブレットなので扱いやすいですし、十分日持ちしますよ。
お掃除の達人の方も「ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム」をおすすめのようです。
(さらに追記：2020/12）
このブログにおいでになる方はほとんどが、このページの検索でおいでになっているようなので、我が家での実用例を記載します。
なお、濃度を正確に測定できないのと、厳密には用途外使用なので、自己責任のもと運用ください。
タブレットからの「次亜塩素酸水」の作成
・１つのタブレットを４分割してそれぞれ500mlのペットボトルに入れて、洗面所に保管しています。間違っても冷蔵庫に入れてはいけません。（爪を立てればいい具合に４分割できます）１回に500ml×4本=2L 作成しています。
・上記でおよそ100～300ppm程度と「推定」しています。（タニタの残留塩素チェッカーでは80～100ppm以上は測定できません。飲料水用チェッカなので仕方ありません）
カルキ臭はかなりあります。昔のプールで足を洗った水よりはにおいが少ないです。
このペットボトルに入れた「次亜塩素酸水」を多目的に使っています。
・手の洗浄（使用後必ず水で洗います）洗面所においています。玄関など、手を洗えない場所での使いやすさは、高濃度アルコールジェルが一番です。
・マスクの洗浄後消毒（不織布マスクの再利用のため）
・禁断の空間除菌：自然蒸発型の簡易加湿空気清浄機（USB電源タイプ1万円以下プラズマクラスタ付き）にセット（個人的には「ジアイーノ」と同等以上の性能があると考えています（理論的にはほぼ等価。むしろ濃度的にはこちらのほうが攻めているはず））
（自然蒸発型のみ有効、超音波型加湿器等への使用は厳禁）
超音波タイプはNaClも拡散するので、電気製品への塩害が発生します。*1
（この液を使ってのスプレーでの空間除菌、衣類除菌は厳禁です。金属は変質し、衣類は脱色します。）
我が家はで、１週間でペットボトル４本＝タブレット１コを順当に使用しています。
運用開始して半年以上経ちましたが、（わたくしは特に肌も弱く、においにも超過敏なのですが、）健康被害はありません。空気清浄機まわり（玄関に設置）はわずかにカルキ臭がします。
なお、間違っても「液体ハイター」を薄めて次亜塩素酸水のように使わないでください。このタブレットハイターとは全く別物です。この点のみ充分ご注意ください。
次の日、新聞に載ることになるかもしれません。（実際過去載ったケースがあります）
くれぐれも、自ら安全濃度の調査確認と、「危険がないこと」を自己判断のもと実施くださいませ。
なお、新聞でもよく言われましたが、『「市販されている次亜塩素酸水」は有効性が認められないものがほとんどである。』のは本当のようです。
会社で準備された次亜塩素酸水なぞは、カルキ臭が全くしません*2機能有効濃度以下と思われます。そこそこ値段がしたそうなのですが、ひどいものです。
